Calum Scott, Diary

Dancing on My Own: Reprise


Dancing on My Own – 2016
Calum Scott
Robyn, Patrik Berger

ま,また,やっちまった…。

音源化はほぼ諦めていたから…などと言うと
完全に言い訳になってしまうのだが,
まさかカラム・スコット名義の Dancing on My Own が
既にシングル・リリースされていたとは!
(カラム・スコットおよび Dancing on My Own については,
一昨年,9月24日の記事に詳しいので参照されたし。)

聞けば,リリースは昨年4月15日とのことだから,
音源化を熱望しながら1年以上も放置していたことに…。

これでもミュージック・シーンのトレンド,リリース情報には
かなり注意を払っているつもりではいるのだが,
こうして考えてみると,確かに懐古主義というか,
80年代,90年代への回帰が多くなっているという気も…。

時代に取り残されたくはないし,取り残されるつもりもないが,
さすがに僕もいい歳ということか…(苦笑)

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Calum Scott, Robyn

Dancing on My Own

まだ3ヵ月を残してはいるものの,余程のことがない限り,
今年最も強く僕の胸を打った歌唱は,
4月11日,Britain’s Got Talent オーディションにおける
カラム・スコットということになるだろう。

幼い頃から音楽に囲まれて育ったカラムと妹のジェイドは,
共にプロのシンガーになることを夢見てBGT出場を決意する。

2度のチャレンジのいずれも審査員により中断,
最後まで歌い切ることなく失格となったジェイドが去った後,
果たしてカラムはBGTのステージへと向かう。
(ジェイドの2曲目のチョイスは With or without You だった。)

幾分ナーバスになっているようにも見えたカラムは,
しかし,静かに歌い始める。

この圧倒的な歌唱はどうだ!

徐々に力強さを増す彼の声がオーディエンスの心をつかみ,
やがて会場全体を支配していく様はまさに鳥肌モノ。

この衝撃は,コナー・オバーストやジェイムス・ブラントなど,
その声だけで僕の心を震わせたユニークなシンガーと
初めて出会った時のそれと似る。

スタンディング・オベーションに包まれながら,
カラムは見事ゴールデン・ブザーを勝ち取ることになるわけだが,
その歌唱はもちろん,選曲もまた実に秀逸。

オリジナルはスウェーデン出身の人気女性シンガー,
ロビンによる2010年のヒット・シングル。

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Dancing on My Own – 2010
Robyn
Robyn, Patrik Berger

既に世界的な人気を得ていた彼女に本国スウェーデンでは
初めてとなるNo.1をもたらし,同年のグラミー賞では
Best Dance Performing にもノミネートされた1曲。

このブログをご覧のみなさまは既にご存知かもしれないが,
僕は「オリジナルに忠実なカヴァー」というものに対しては
実はかなり懐疑的な立場を取っている。

独自の解釈で楽曲に新たな生命を吹き込むことにこそ
カヴァーの意義があるという思いが強いからだが,
ロビンのパワフルなエレクトロニック・ポップを,
オリジナルとは全く異なるアプローチで珠玉のスロー・ナンバーに
変貌させた彼らのアレンジもまた見事と言うほかない。

いずれにせよ次代のポップ・スターとしての資質は十分。

いささか長文となってしまったが,
最後はBGT出場後にカラム自らがアップした動画で締めよう。

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