Diary, Simply Red, Since That Day

Stars

朝晩の冷え込みが厳しくなり,秋の深まりを感じる今日この頃。

…と,柄にもなく殊勝な書き出しとなってしまったが,
本日は久しぶりに俳句を題材にして。

これほどの星これほどの流れ星  今井肖子

今井肖子氏の近作だが,この句は過去10年でも
僕が最も心を打たれた秋の句の一つだ。

「客観写生,花鳥諷詠を旨とすべし」というのが
僕のスタンスであることに何ら変わりはないのだが,
単に見事な星空を思わせるだけでなく,
この句にはどこか強く情に訴えるものがあるように思われる。

もちろん,これはあくまで個人的見解。
母がこんな感想を聞いていたらおそらく卒倒するだろう…(笑)

ともかくも徹底的な削ぎ落としの果てに選ばれた
十七音が残すこの言いようのない余韻が
僕を強く惹きつけるのだが,加えて中間切れである点も
僕の好みに合致しているのだろう。

これまたあくまで「個人的に」というレベルの話になるが,
僕自身は比較的中間切れの句を好む。

それは,五・七・五の定型という拘束の中における
ささやかな抵抗というか自由獲得のように感じられるという
おそらく僕以外には全く理解不能な理由からなのだが,
この句が生むリズムには,一瞬,それが定型詩であることを
忘れさせるほどのインパクトがあるように思う。

…と,まあ,俳句に造詣の深い方々がご覧になったら
怒鳴られてしまいそうなことを偉そうにも
長々と書き連ねてしまったが,これらはあくまで僕の個人的主観,
作句から離れて久しい素人の戯言と笑っていただければ…。

さて,気を取り直して本日の1曲…(笑)

stars
Stars – 1991
Simply Red
Mick Hacknall

ドラムのクリスとベースのトニー2人の脱退により,
日本人ドラマー・屋敷豪太が参加してレコーディングされた
シンプリー・レッドの同名アルバムからの 2nd シングル。

以前,自動車のテレビCMにも使われていたので
聞き覚えのある方も多いかもしれない。

この星空から/君の腕の中へと飛び込みたい気分だよ/
僕には/君が感じられる/
君が/分かってくれるといいんだけど…

一説に当時の英政府を批判したメッセージ・ソングと言われるが,
煮え切らない2人の関係を描いた美しいラヴ・ソング。

…と,タイトル,曲中に「星空」が登場すること以外,
本日の記事内容とはほぼ無関係なのだけれど,
まあ,それもご愛嬌ということで…(笑)

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Stars」への4件のフィードバック

  1. 詳しい内容、伝わってきました。
    ご紹介、ありがとうございました。

    いつも、涙が出るほど嬉しいコメント&心遣い、心より、恐縮、深謝しています。

  2. ゆきこ の発言:

    こんばんは。
    まったく貧しい語彙で恥ずかしいですが、この句はいいですねえ。

    五・七・五でこれだけの広がりを表現できるって、素晴らしい。
    夜空を見上げていたら、いつの間にか宇宙空間まで連れて行かれたような、
    そんな気分になりました。
    ずっと忘れないと思います。
    教えて頂いてありがとう!です。

    • ゆきこさま

      おはようございます♪
      コメントありがとうございます。

      >五・七・五でこれだけの広がりを表現できるって、
      >素晴らしい。
      仰る通りだと思います。
      もちろん好みがありますから感想はさまざまですが,
      共感いただけたこと,素直に嬉しく思います♪

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