The Pretenders

Don’t Get Me Wrong


Don’t Get Me Wrong – 1986
The Pretenders
Chrissie Hynde

意外にもモリッシーと親交の深い紅一点,
クリッシー・ハインド率いるザ・プリテンダーズ。

時期は違えど,ジョニー・マー,アンディ・ルークも
それぞれメンバーに名を連ねたことがあるから
ザ・スミス・ファンにとってはお馴染みのバンドなのだが,
残念ながら僕が知るのはこの1曲のみ…(苦笑)

4th アルバム Get Close からの 1st シングルで,
全英・全米共に最高10位のヒットを記録。

リリックにこそ特筆すべき点はないものの,
どこか憂いを帯びたクリッシー・ハインドのヴォーカルと,
シンプルでストレートなサウンド・デザインで
際立つメロディの良さはかなりのもの。

ちなみに,一見,理解不能なこの曲のPVは,
映画「アベンジャーズ(1998年・米)」の原作にもなった
1960年代の人気TVシリーズ「おしゃれ(秘)探偵」を
モチーフにして撮影されている。

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Thompson Twins

King for a Day


King for a Day – 1985
Thompson Twins
Thompson Twins, Nile Rodgers

80年代,maxellのテレビCMにも出演するなど,
ここ日本でも人気の高かったトンプソン・ツインズの
最後のUKトップ40ヒット(最高22位)。

この曲のリリース時,僕はまだ小学生。

高校生になって,ふと手にしたこの曲のサビのリリックを
読み返した時の衝撃は今でもよく覚えている。

If I was king for just one day
(僕が1日だけでも王になれるなら)
I would give it all away
(全てを君に捧げるのに)
to be with you
(君と一緒になるために)

「こ,これ,仮定法やんッ!」
(それはまさしく高校英語の難所の一つ,仮定法過去。)

ここまで綺麗に条件節と主節が揃った仮定法過去が
見られるリリックは,僕の知る限りこの曲のみ。

…というわけで,その良し悪しとは無関係に,
僕にとっては非常に思い出深い1曲に…(笑)

なお,彼らには Lay Your Hands on Me という
素晴らしいシングルもあるのだが,
それはまたいずれ,懐かしきドーナツ盤で…。

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The Smiths

The Boy with the Thorn in His Side [Demo Mix]


The Boy with the Thorn in His Side [Demo Mix] – 2017
The Smiths
Morrissey, Johnny Marr

今年4月のレコードストア・デイにリリースされた,
The Boy with the Thorn in His Side
未発表デモ・ヴァージョンを収めた7インチ・シングル。

当日は,デヴィッド・ボウイの No Plan に次いで
見事,第2位のセールスを記録した。

そう言えば,かつて,「この曲はオスカー・ワイルドに
影響を受けている?」という問いに,モリッシーは「いや,
それは正しくないよ。『茨(=thorn)』は音楽シーン,
それから,僕の言うことを信じずに,僕を排除しようと必死で
レコードを聴こうともしない奴らのことさ」と嘯いていたが,
まあ,それはご愛嬌といったところだろう。

いずれにせよ,若き日のモリッシーのヴォーカルを
十二分に堪能できる何とも嬉しい1枚だ。

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